NHK / 一社独占

熊本支援 撮影台本

宮城の保育園から、熊本の仮設住宅へ。新米と洗浄剤の発送風景

露出媒体
NHK仙台局・ニュース/今回は一社独占
撮影日
2026年9月4日(金)
場所
黒澤家黒澤ライスサービス・宮城県涌谷町
出演者
遠藤 由希(きらり保育園 (株)天体 社長)
黒澤 伸嘉(黒澤ライスサービス 代表)
支援アウトライン

全体像

届け先熊本の仮設住宅 220世帯
生協様 経由(生協くまもと 熊本東支所・益城町/成瀬 輝明 様)
1世帯ぶん新米 5kg + 無添加洗浄剤 30g × 3袋
お米黒澤ライスサービス提供 合計1,100kg(極早生「おもてなし」)

各家庭に 米5kg・洗浄剤3袋。米=世帯×5kg/洗浄剤=世帯×3袋

便発送目安世帯分米洗浄剤
①8月21〜25日発送済み20100kg60袋
②9月1〜5日本日 9/490450kg270袋
③9月11〜15日60300kg180袋
④9月21〜25日50250kg150袋
合計2201,100kg660袋
趣旨

食育給食から、熊本へ

黒澤ライスサービスときらり保育園は、食育給食のコラボで、田植えも稲刈りも参加させてもらってきました。子どもたちは田んぼまでは来ていませんが、写真で田んぼも、カブトエビも、黒澤さん親子のことも知っています。食育は、お米の味だけではない。農薬を使わない、化学肥料を使わない、有機で、循環で育てる。そこまで全部を味わうこと。

今年は8月24日に新米食育給食を開き、NHKにも報道いただきました。その日に保護者へ2キロずつお渡しし、ご家庭でも一足早い新米の晩ごはんを。園内の給食にとどまらず、ご家庭まで同じ農薬・化学肥料不使用の「おもてなし」を家族みんなで頬張る。ここに、二者の共通の使命があります。

保育園が洗浄剤を作った理由は、石油系の洗剤や香りの強い柔軟剤の化学物質が子どもの肌や鼻から入り、過敏な子が体調を崩すからです。小中学生の保護者約1万人の調査で約1割の子に経験があり、国も5省庁連名でポスターを出しています。それを無くしたくて、無添加・無香料で作りました。農薬や洗剤・柔軟剤とアレルギーや発達との関係は言われ始めた段階で、言い切れることではありません。だからこそ、疑いのあるものは証明を待たずに先に減らす。それが毎日子どもを見ている保育園と、農薬を使わない農家の立場です。

作ってみて気づいたのは、水が足りなくても、洗濯機がなくても、つけ置きだけで家じゅうを洗えること。そして黒澤さんの田んぼの水は川から来ます。5月にはカブトエビが1平方メートルに30匹。薬を使わない田んぼの働き手です。きらりの無添加洗浄剤は洗濯後の水が酵素分解で透明になるため、すすぎが最小限。洗濯機の中も排水管もきれいになり、匂いもしなくなる。その水に、余計なものを流したくない。

そんな話を二人でしている日々のなかで、熊本の避難先のことを考えました。新米を食べてもらおう。水が不足していても洗濯ができる無添加洗浄剤も、被災地の皆さんの役に立てるかもしれない。その会話から、仮設住宅へのお届けを準備することにしました。

生協様のご協力があってのことです。私たちは仮設住宅の方の個人情報がわからないため、生協様が配布してくださいます。生協様も災害時の取り組みを実施しており、その一環に加えていただきました。

概要

届ける中身

多目的 無添加洗浄剤。主な成分は酸素・酵素・ケイ素。合成界面活性剤・防腐剤・蛍光増白剤・香料・着色料はゼロ。携帯用30gが3袋、1セットに入ります。

  • 1
    熱いお湯500ccに30gを溶かす
  • 2
    洗濯機いっぱいの水50リットルにその洗浄液を入れ、1分だけ回す
    桶に分けるなら、衣類・食器・マイボトル・靴など 10リットル×5桶の分量
  • 3
    15〜30分つけて、しぼって干すだけ。すすぎが要りません

残った液は同じ順番で使い切れます──拭き掃除 → 洗濯 → 靴・トイレ・排水溝。食器や哺乳びんは、この列に混ぜず新しく作った液で。

使えないもの=アルミ鍋・鉄・銀・銅・革・シルク・ウール。長く素手を入れない。酵素が発生するので密閉容器に入れない。

想定されるセリフ

掛け合い

遠藤 由希 社長 黒澤 伸嘉 代表 記者

[ 作業台。背後に展示パネル。新米5kgに、洗浄剤3袋とチラシを添えて、1世帯ぶんに詰めていく ]
記者

きょうは、熊本へ送る荷物を詰めているところですね。まず、お二人のご紹介から。

遠藤

きらり保育園の遠藤由希です。黒澤さんのお米、きらり保育園の食育給食で使わせていただいています。

黒澤

黒澤ライスサービスの黒澤伸嘉です。田植えも稲刈りも、きらり保育園さんには毎年来てもらってます。

遠藤

子どもたちは田んぼまでは行けていないんですけど、写真で見ているので、田んぼも、カブトエビも、黒澤さん親子のことも、みんな知ってるんです。

黒澤

食育って、お米の味だけじゃないんですよ。農薬を使わない、化学肥料を使わない、有機で、循環で育てる。そこまでぜんぶ、味わってもらうことだと思ってます。

遠藤

その新米を、子どもたちに食べてもらえる。うれしいです。

記者

今年の新米は、もう子どもたちの口に?

遠藤

8月24日に、新米の食育給食をしました。NHKさんにも取材していただいて。その日、保護者の方に2キロずつお渡ししたので、その晩はご家庭でも新米だったはずです。

黒澤

園の給食で終わらせたくないんですよ。家まで同じお米が行って、家族で頬張る。農薬も化学肥料も使ってない「おもてなし」を、そこまで届けたい。

遠藤

黒澤ライスさんと、きらり保育園は、同じ使命だと思っています。

[ 洗浄剤の袋を手に取る ]
記者

保育園で洗浄剤を作るなんて、普通はありえないと思うんですが。きらり保育園さんでは、なぜ。

遠藤

石油系の洗剤や、香りの強い柔軟剤の化学物質が、子どもの肌や鼻から入って、過敏な子は体調を崩すんです。小中学生の保護者、約1万人の調査で、1割の子に、香りで体調を崩した経験があるという結果が出ています。国も、5つの省庁が連名で「その香り、困っている人もいます」というポスターを出しているくらいで。それを無くしたくて、無添加、無香料で作りました。

黒澤

うちが農薬も化学肥料も使わないのも、理由は2つだけなんです。その方が健康でおいしい米が採れる。自信を持って消費者にすすめられる。それだけ。

遠藤

はっきり言い切れる話ではないんですけど、農薬や、石油系の洗剤、化学物質の柔軟剤と、アレルギーや発達との関係が、言われ始めています。保育園は、毎日子どもを見ている場所なので。疑いのあるものは、証明を待たずに、先に減らしておきたいんです。

黒澤

証明を待ってたら、子どもは大きくなっちゃいますから。で、その園の子どもたちのために作ったものが、熊本に行くわけだ。

遠藤

作ってみて、気がついたんです。水が足りなくても、洗濯機がなくても、つけ置きだけで家じゅう洗える。

黒澤

うちの田んぼにも関わる話でしょう。

遠藤

はい。黒澤さんの田んぼは農薬も化学肥料も使っていないので、生活排水のことを、保育園も各ご家庭も考えたくて。

黒澤

田んぼの水は、川から来ますから。うちの田んぼ、5月になるとカブトエビが出るんです。1平方メートルに30匹。あれが泥をかき回して、草を抑えてくれる。薬を使わない田んぼの働き手ですよ。

[ 演出:透明なグラスを二つ並べる。左=一般的な洗剤で洗ったあとの水/右=きらりの無添加洗浄剤で洗ったあとの水。二つを同じ画に ]
遠藤

見ていただくのが早いです。こちらが一般的な洗剤で洗ったあとの水。こちらが、この洗浄剤で洗ったあとの水。酵素で分解されて、透明になるんです。だからすすぎが最小限で済むし、洗濯機の中も排水管もきれいになって、匂いもしなくなります。

黒澤

これが川に流れて、田んぼに来るわけですから。

遠藤

その水に、余計なものを流したくないんです。

黒澤

そんな話を二人でしてる日々の中で、熊本の避難先のことになって。

遠藤

新米を食べてもらおう、と。それと、水が足りないところでも洗濯ができるなら、この洗浄剤も役に立てるかもしれない。

黒澤

その話から、今回の仮設住宅へのお届けを準備しました。

記者

どのくらいの量を?

黒澤

新米は合わせて1,100キロ、熊本へ。

遠藤

1世帯ぶんが、新米5キロと洗浄剤3袋。220世帯へ。今日は90世帯ぶんを送ります。

記者

水が少なくても洗える、というのは。

遠藤

被災地では、水が貴重です。宮城でも、痛いほど経験しました。熱いお湯500ccに1袋を溶かして、洗濯機いっぱいの水、50リットルに入れて1分だけ回す。あとは15分から30分つけて、しぼって干すだけです。

黒澤

洗濯機以外の洗い方も、できそうだね。

遠藤

桶に分けても同じです。50リットルを10リットルずつ、5つの桶に。衣類、食器、マイボトル、靴。1袋で作った液で、家じゅう洗えます。桶を分ければ、食器と靴が混ざることもありません。

黒澤

1袋で5桶。物が少ない仮設には、それがいいんだね。

[ 箱を閉じ、送り状を貼る。宛名は生協様 ]
記者

熊本へは、どうやって届くんですか。

遠藤

生協様のご協力があってのことです。私たちには仮設住宅の方の個人情報がわかりませんから、生協様が仮設住宅へ配ってくださいます。

黒澤

生協様も災害時の取り組みをされていて、その一環に加えていただきました。

記者

最後に、熊本の皆さんへ。

黒澤

いちばんおいしい時期の新米です。炊きたてを、ご家族で。

遠藤

宮城も、地震と津波のとき、全国の皆さんに助けていただきました。今度は、私たちからです。新米と、水の少ない暮らしでも使える洗浄剤を、心を込めてお送りします。

記者に「出典は」と聞かれたら

手元に置く紙

  • 1
    香害ポスター「その香り、困っている人もいます」
    消費者庁・文部科学省・厚生労働省・経済産業省・環境省の5省庁連名。2021年に初版、2023年に改訂。消費者庁サイトに掲載。仙台市こども若者局から各保育施設へ「積極的に活用を」と周知(令和8年6月29日・R8こ幼運第1191号。こども家庭庁からの協力依頼)
  • 2
    子どもの約1割
    小中学生約8,000人・未就学児約2,000人の保護者、約1万人の調査。8.3%が香害で体調不良を経験、中学生では12.9%。2.1%が「香りが原因で登園・登校を嫌がる」。自由記述に「給食着の柔軟剤臭」(東洋経済education×ICT/中日新聞ほか報道)
  • 3
    黒澤ライスサービス
    4代目・曽祖父の代から有機。管理農地300ha超。有機JAS/GLOBALG.A.P.(2019年・宮城県のコメ生産者第一号)/県特別栽培認証。補助金ゼロ・JAルートゼロ